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ICEV-Hadleyによる「グローブオール」プログラム

ICEV-Hadleyによる「グローブオール」プログラム(Growth and Learning Opportunities in Blindness Education)遠隔教育プログラムは世界中の学習者の注目の的となっております。ICEVIとハドレー盲学校とのすばらしい共同事業が開始されたことは、前号のEducator誌(January to June 2003)に掲載されているとおりです。

これまでに、多くの個人や組織からこのプログラムについての問い合わせがきています。

これらの問い合わせの重要さを認識して必要な支援を行うために、ICEVIは、「グローブオール」プログラムの主任職員としてNandini Rawal ([email protected])女史を任命しました。彼女は、ICEVIの地域代表と一緒に働き、このプログラムを展開させていく計画に参加していきます。今回の広範囲にわたるコースの受講に関心のある方は、ハドレー盲学校に直接連絡するか、ICEVIのウェブサイトにアクセスしていただくことをお勧めします。我々は、「グローブオール」プログラムの限りない可能性を実現させるために、学習者からの反応をいつでもお待ちしております。

政府機関からいくつかの構想があがってきております。例えば、インドのリハビリテーション協会(Rehabilitation Council of India: RCI)ですが、ここはインドにおける障害者のための人材資源開発プログラムを規準化するための中心になっているところです。この協会が、インドのオープン・ユニバーシティを経由してこの遠隔教育コースを使わせるためのICEVIとハドレー盲学校とで形成している覚書(Memorandum Of Understanding: MOU)にサインしたいという意思を表明してきています。このことは大変価値のある提案であり、RCIがMOUに加入することはコースの受講者を数千名に増加させることを意味します。校長会は、RCIとハドレー盲学校との議論を促進するため、およびこの提案がうまくいくよう見守るために、ICEVIの事務局長にそれらの役割を果たす権限を与えました。また、フィリピンの大学が、ICEVIとハドレー盲学校との協力による遠隔教育の受講に興味を示しております。

人材開発は、教育サービスを拡大するためのキーになるものであるので、ICEVIは、ハドレー盲学校と世界中の人材開発の責任を担っている組織(特に発展途上国)との連携のもとで、この領域における積極的で促進的な役割を果たすことを決定しました。地域の代表者は、ICEVIを介してこの無料コースに登録してくれるよう宣伝方をよろしくお願いします。

(訳:黒川哲宇)

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