ICEVI研究班

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戦略的プランの目的の一つは、ICEVIは、開発国における視覚障害児教育の最善の方法を明らかにするために、正式な研究活動を行うべきであることを提案している。ICEVIによって組織された研究特別対策本部は、2003年3月27日にこの問題について詳細に議論し、通常学級における視覚障害児の効果的なインクルージョンに寄与する変数を明らかにする研究を行うことを決定した。非常に広汎なトピックなので、段階的な研究を行うこととした。初めに、ICEVIはウガンダにおいて"通常学校における視覚障害児の教育の成功に寄与する因子"に関する研究を開始する予定である。研究チームは、ICEVI副会長であり事務局長であるSteve McCall博士を長とし、アフリカ地域代表Wilfred Mania氏およびウガンダのSight Savers InternationalのBen Male氏がメンバーに加わる。研究チームは研究の枠組みを作成した。Sight Savers Internationalは、この調査研究で必要となる経費の一部を負担することに合意した。ICEVIはこのような行動的な調査研究が政府および非政府組織の助けとなり、開発国における視覚障害児の教育機会の増加につながると信じている。

第一段階として、研究チームは2003年6月4日から8日にウガンダに赴き、教育省の担当者やボランティア団体と数回の協議を行った。彼らはまた、Kampalaおよびその郊外の視覚障害児が通学している学校を訪問した。その時の知見に基づき、ICEVIは研究と2003年7月からのデータ収集の詳細な行動計画を練り上げた。研究は参加型の手法を採用し、その結果はウガンダの政府、訓練機関等の利害関係主体と共有される。The Educatorの読者もまた、この研究に関する最新情報を時々得ることになる。

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