主要な課題に対するICEVIの見解

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ICEVIが発展するにつれ、幹部役員と地域会長は、ICEVIプログラムにおける親の参加、国際会議におけるICEVIの代表参加、地域・国レベルのICEVIネットワークの設立など、さまざまな議題に直面する。下の表は2003年5月現在、上で述べた議題うちでICEVIの立場を示したものの概略である。ICEVI方針説明書は幹部役員会と執行委員会で吟味される。

番号課題ICEVIの見解
1ICEVIプログラムへの保護者の参加ICEVIは保護者の立場を代表する組織ではないが、保護者の参加が視覚障害をもつ人々の教育機会を増やす上で重要な役割を果たすと確信している。専門家集団であるICEVIは能力開発、社会認識の開発、障害に対するアドボカシーの促進の分野で保護者と共に活動している。ICEVIは、保護者の声と消費者の声は適切に我々の出版物に反映されると確信する。その確信は定期出版物のコラムを通して活動に移され、保護者の活動や世界盲人連合の活動に繋がる。
2国内組織の設立「ICEVIの立場」:ICEVIは各国内にICEVI支部の設立を望んでおり、幹部役員は設立のためのガイドラインを準備している。ガイドラインについては、2004年2月に開かれるEXCO会議で検討される。 ICEVIは、支部設立が画期的であると確信する。地域に属する各国は国内にネットワークを立ち上げ、そのネットワークがやがて国内委員会を設立する。国内委員会による活動が成功すれば、同委員会は、法的地位を要求でき、現在作成中のガイドラインに基づき支部を設立する。
3国際会議でのICEVIの立場「ICEVIの立場」:ICEVIが国際会議に出席するのは認知度を上げるうえで必要だが、以下の点を満たす会議のみに代表を送るのが妥当と思われる。
  • ICEVIの目標、使命、義務を反映する。
  • 少なくとも3ヵ月前までに正式な招待状をICEVIに送付する。
  • 千年紀における目標を発表する。
その中には権利、バリアフリー、障害をもつ人々のためのインクルーシブ社会等の項目が含まれる。地域会長は自分の地域を強化するにはどの会議に出席するのが適切か考察することが求められる。そのような招待状を受け取ったときは、地域で該当する委員長、あるいはICEVIを代表する地域委員会の委員に出席が可能かどうか検討することを提案する。
4特定分野組織の結成「ICEVIの立場」:地域会長は特定の分野、たとえば、初期教育、情報・通信技術、ロービジョンの子供たちの教育、重複障害をもつ子供たちへのサービス、インクルーシブ教育、点字リテラシーなどの分野を強化するために組織の設立を希望する可能性がある。我々は、各地域が事務局と定期的に委員会の活動情報を交換することを求める。我々はそのような特定分野の組織はICEVIにとって有益であると考える。というのはそのような組織は将来のICEVIの政策書や出版物を策定すると考えるからである。
5国際機関との連携ICEVIは世界の視覚障害者へのサービス供給をより容易に行うために、盲ろう者インターナショナル(DbI)、国際失明予防協会(IAPB)、国際盲人スポーツ協会(IBSA)、世界盲人連合(WBU)などの国際機関との連携を促進する。地域会長は、政策に影響を与え、情報を交換するために、これら国際機関の地域代表と連携を確立し拡大する努力が必要である。

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